建築家・隈研吾とアートとの邂逅|WHITESTONE新スペース設立記念
銀座の2店舗をはじめ、軽井沢、台北、香港にスペースを有するホワイトストーンギャラリー。この2023年には北京、シンガポール、ソウルの3スペースを新たにオープンする。新スペースオープンに関しては、建築家として名高い隈研吾氏に設計を依頼。国内外で様々な建築プロジェクトに携わる隈研吾氏に、ホワイトストーンギャラリーの新スペース設計についてお聞きした。
日本を代表する建築家・隈研吾とは
1970年代後半から注目を集めはじめた隈研吾は、1990年代には日本の建築界を代表する存在となり、「那珂川町馬頭広重美術館」や万里の長城近くの「竹屋」などをきっかけに国際的な知名度が上昇。現在も国内外を問わず数多くのプロジェクトに携わっている。
隈氏の建築は、自然や光の表情を取りいれたデザインや、周囲の環境との調和が特徴として挙げられる。材料の特性、中でも木材を活かした構造とデザインで、「和の大家」と呼ばれることも。自然・技術・人間の新しい関係を切り開く建築を提示してきた人物である。また、自身の活動に関して文章を綴ることを慣習としており、これまでに多くの著作を執筆している。